2012-06-10

後記+プロフィール268

後記 ● 村田 篠


先週から村越敦さんが「週刊俳句」の運営に加わってくれて、再び4人態勢になりました。平成生まれ(と先週の村越さんの後記で知り、思わずしみじみ…)の若い方と、一緒になにかをするチャンスをいただくというのは、ひとえに俳句のおかげと、ふだんはほとんど若い人と接することがないだけに、ありがたくも不思議な気持ちになります。

小誌にご執筆下さっていて、これまでメールのやりとりしかなかった方とも、オフ会や句会、その他いろいろな場で実際にお会いする機会を得ました。メールのやりとりだけでほとんどは事足りるのですが、実際にお話をしてからその方の記事を読み直してみると、なんとなく、伝わってくるスピードがアップしています。

なんでしょうね。一方にある日常生活のことを考えると、こうしたことがとても得がたく、面白いことだと思われてなりません。



さて、5月13日号に掲載された竹岡一郎氏の「比良坂變」153句には驚きましたが、今週号の「週俳5月の俳句を読む」にも読み応えのある記事が揃いました。竹岡さんの作品の熱が、「俳句を読む」の執筆者にも伝導したのかもしれません。佐藤さん、沼田さんの句への読みにも熱を感じます。



それでは、また、次の日曜日にお会いしましょう。


no.268/2012-6-10 profile

■北川あい沙 
きたがわ・あいさ
1965年東京生まれ。2000年「魚座」入会、今井杏太郎のもとで俳句をはじめる。魚座終刊にともない「雲」入会。2009年「雲」退会後、無所属。句集「風鈴」(2011)。

■関悦史 せき・えつし
1969年、茨城生まれ。第1回芝不器男俳句新人賞城戸朱理奨励賞、第11回俳句界評論賞受賞。「豈」同人。共著『新撰21』(邑書林)。URL:http://etushinoheya.web.fc2.com/(管理人は別人) URL:http://kanchu-haiku.typepad.jp/blog/(句集紹介用ブログ)

■小川春休 おがわ・しゅんきゅう
1976年、広島生まれ。1998年「童子」入会。2009年「澤」入会。現在「童子」同人、「澤」会員。句集『銀の泡』。サイト「ハルヤスミ web site

■野口 裕 のぐち・ゆたか
1952年兵庫県尼崎市生まれ。二人誌「五七五定型」(小池正博・野口裕)完結しました。最終号は品切れですが、第一号から第四号までは残部あります。希望の方は、yutakanoguti@mail.goo.ne.jp まで。進呈します。サイト「野口家のホーム ページ

■広渡敬雄 ひろわたり・たかお
1951年福岡県生まれ、現在千葉市在住。平成元年作句開始、能村登四郎に師事。
「沖」同人、「青垣」会員、俳句協会会員。平成11年「遠賀川」(ふらんす堂)上梓。同句集で中新田俳句大賞候補(次席)。平成21年 「ライカ」上梓(ふらんす堂)

■瀬戸正洋 せと・せいよう
1954年生まれ。れもん二十歳代俳句研究会に途中参加。春燈「第三次桃青会」結成に参加。月刊俳句同人誌「里」創刊に参加。

■藤 幹子 ふじ・みきこ
1978生。『炎環』所属。同人。晴れの国を出る予定。

■市川未翔 いちかわ・みしょう
「玉藻」同人。

■五十嵐義知 いがらし・よしとも
1975年秋田県生まれ。平成13年、「天為」入会。平成21年、「天為」同人。共著に『新撰21』(邑書林、平成21年12月)。

■阪西敦子 さかにし・あつこ
1984年より「ホトトギス」生徒・児童の部、1995年より「ホトトギス」雑詠、「円虹」へ投句。2008年より「ホトトギス」同人。合同句集「野分会2」、「新撰21」(作家小論執筆)。2010年、第二十一回日本伝統俳句協会新人賞受賞。

■村越 敦 むらこし・あつし
1990(平成2)年、東京都国立市生まれ。現在大学4年、東大俳句会幹事。

■上田信治 うえだ・しんじ 
1961年生れ。「ハイクマシーン」「里」「豆の木」で俳句活動。共著『超新撰21』(2010)。ブログ「胃のかたち」

西原天気 さいばら・てんき
1955年生まれ。「月天」同人。句集に『人名句集チャーリーさん』(2005年・私家版)、『けむり』(2011年10月・西田書店)。ブログ「俳句的日常」 twitter

■村田 篠 むらた・しの
1958年、兵庫県生まれ。2002年、俳句を始める。2003年、「魚座」入会。「魚座」終刊により2007年「雲」入会、同人。2010年「雲」退会。現在「月天」「塵風」同人、「百句会」会員。俳人協会会員。「Belle Epoque」

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