2013-02-17

後記+プロフィール 304

後記 ● 村越 敦


エル・グレコ展を見に、東京都美術館に行って来ました。
”ギリシャ野郎”のロックで破天荒な作品の数々、ずしんと来ます。

厚く塗る受胎告知画春の雪  敦
 


そういえばその吟行で一緒だった福田若之くん(先週号の記事が記憶に新しい、あの彼です)と、どうやって専攻を決めたのかという話にたまたまなったところ、彼(表象文化論専攻)曰く、ゆくゆくは俳句に活かしたいという野望があって、とのことで、ひどく驚いたのでした。というのも、私(法学専攻)は専攻を選ぶときに学問領域と俳句との連関を考えたことがほとんどなかったので。

法学と、俳句。どちらも「日本語のようなもの」で書かれていることとか、ある種のイデア世界を前提とする場合があることとか、無理に挙げようと思えば共通点があるっちゃあるのですが、やはり根っこでは水と油の関係でしょうか。
法学は概念操作でもって現実を記述する(あるいは構築する)、論理パズルのような面白さがその核にある一方、俳句は論理パズルにしてしまうと途端につまらなくなるので、なかなかお互いが交わらない、といった感じで。
もちろん俳句に関してさらにメタ的に記述するときには、法学に必要なのと同じような発想が求められるのでしょうが。

いずれにせよ、あたまの違う部分を鍛えているということでよいのではないでしょうか、と、よくわからない結論に落ち着いた所で(笑)、失礼いたします。


10句競作、まだまだ募集しております!



それではまた次の日曜日にお会いしましょう。


no.304/2013-2-17 profile

皆川 燈 みながわ・あかり
季刊俳句誌「らん」同人。11年11月より句紙「夜河」に参加。

■関悦史 せき・えつし
1969年、茨城生まれ。第1回芝不器男俳句新人賞城戸朱理奨励賞、第11回俳句界評論賞受賞。「豈」同人。共著『新撰21』(邑書林)。句集『六十億本の回転する曲がつた棒』(2011)にて第3回田中裕明賞を受賞。URL:http://etushinoheya.web.fc2.com/(管理人は別人) URL:http://kanchu-haiku.typepad.jp/blog/(句集紹介用ブログ)

■橋本 直 はしもと・すなお
1967年生。「豈」同人、「鬼」会員。「俳句の創作と研究のホームページ」

■野口 裕 のぐち・ゆたか
1952年兵庫県尼崎市生まれ。1952年兵庫県尼崎市生まれ。二人誌「五七五定型」(小池正博・野口裕)完結しました。最終号は品切れですが、第一号から第四号までは残部あります。希望の方は、yutakanoguti@mail.goo.ne.jp まで。進呈します。サイト「野口家のホーム ページ

■小川春休 おがわ・しゅんきゅう
1976年、広島生まれ。現在「童子」同人、「澤」会員。句集『銀の泡』。サイト「ハルヤスミ web site

村越 敦 むらこし・あつし
1990(平成2)年、東京都国立市生まれ。現在大学4年、東大俳句会幹事。「澤」会員。

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