2013-06-02

六月一日の夢 / 長崎編 玉簾

六月一日の夢 / 長崎編

玉簾


{ 頭痛注意なにしろ夢の記述ですから }


どこかの広場に居る。ああこれはたぶん平日の長崎駅前のコンコース。さして込み合ってもおらず、まばらでもないちょうどいい人の感じ。なにか気の通じる人だけが集っているみたい。会話はしないけれど集まっただけでいいような緩さ。そろそろ帰らなければと思いつつ、もう少しここに居たらなにか面白いことが起きそうな気がするのでだらだらしている。だって急いで帰る必要もないのだし、困ったら桃原(とうばる)さんがなんとかしてくれるだろうと厚かましいことも思いつつ。ほどなくして解散のような感じになった。あれ、おかしいな帰り道がわからない、どこに帰るんだったっけ。えーと、地図、地図、メガネ、、、。


荷物をごそごそしていたら目の前に運転用の白い手袋をした手がでた。
「あなたは抽選券であたりましたよだからタダで送ってもらえる券をさしあげましょう。」
運転手は白い船長みたいな制服。帽子には金色の線が二本光っている。謎のタクシーは何か特別なモノを運ぶ為の定期便らしい。「出島感」あふれる変わった形の車。やっぱりここは長崎かぁ。。車に乗り込み後部座席に寝転ぶ。のびのびできると思ったら後ろだけ座席がリヤカー仕様だ。『寝っ転べれるからリヤカーっていいわぁ、ああ空が見える。なんか夢みたい。でも長崎自体が夢のような雰囲気の街だもんなぁぁ』
(いつもはここで夢の世界にいることを自覚できるので空飛びの術を使う。今日は夢の地図に初めて長崎が加わったので気づけず)


空がきれいというか、雲よ。雲がきれいなの。太陽や空を映えさせるのは雲なのよね~。丸くて小さなカンパーニュパンみたいな雲がころころ見える。雲の腹や横にあるもこもこな影が光の具合でピンクがかったグレイのグラデーション。『なんてきれい。心が洗われるわ。空も真っ青。おや、これは南の景色、この現実離れした空は沖縄!やっぱり長崎は沖縄につながっていたのね、やっぱり!』何だか深く納得している私。


終点に辿り着いた。薄暗いビルの前がその乗り物の「おりば」らしい。起き上がって車内を見回すとやはりどこかヘンテコなのだ。ところどころに年代物の木の細工が施されていて高級なのに後ろがリヤカー?沖縄の人らしい白髪まじりの運転手に訪ねてみる。
「この車って何?なんにつかっているわけ?(島口)」
彼は私の板についた島口を聞いて少し信用してくれたのか小声で
「言ったらだめだけど、こういうものを運んでいるさね。」
と、 ポケットから腕時計を二、三個出して見せてくれた。時計盤が目の形をしている。何だかずいぶん秘密めいているな。やっぱり出島にまつわる秘密組織が今でもあるのかしら。時計を受け取りに二人組のロボットが来ると運転手はあわてて時計を引込めた。面倒に巻き込まれたくないので私、素早くその場を離れた。

歩いて桃原さんの家に行く。彼の家は相変わらずオリジナリティに満ちていて安心出来るアート空間だ。まだ作りかけのせいかトイレが狭く、便座に魚焼き網が のっかっているから後でどうすればいいのか聞かなきゃ。彼は町内会活動にも参加しているようで近所の人々が訪ねて来る。私が居ることをちらりと目の端で確 認して見なかったような顔をして帰って行く。


そもそも古民家で縁側が大きく開けっ放しになっているから家の中丸見えなんだけど。だから私はいいのだけど彼に迷惑をかけることになるかも。ああまた出発 しなければ。もう夜なのに一体どこに行けばいいんだろう。そうするうちに彼が大画面TVで野球を見ながら料理をはじめた。男の人に料理を振る舞われること に心底不慣れな私は、ますます落ち着かなくなって来た。彼は私の分の食材も買って来てくれているようだしそもそも私から訪ねて来たのに断るわけにいかな い。そうだ、ご馳走になってから出発すればいい、そうしよう、そうしよう。。。。。。


{ぐだぐだな気持ちで目が覚めた。夢、ここまで}



内地の梅雨の空気は南の島の冬のある日とよく似ている。
忘れないうちに夢を書いている今日は六月一日。


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