2013-07-14

後記+プロフィール 325

後記 ● 西原天気


昨日の土曜日、佃島の盆踊りに行ってきました。もう何回も出かけているのですが、吟行が企画されていることを知り、例によって散歩だけ参加することにしました(句会は月に1~2回あれば充分なので)。俳句をやる人はたいてい気持ちのいい人たちなので、一緒に散歩するに最適です。


佃島の盆踊りは、提灯に「保存会」とあるように、昔ながらのかたちをなるべく残そうという盆踊りです。途中、拡声器で、「これは盆踊り大会ではありません。だから炭坑節はありません」とも。

おじいさんのゆったりとした唄に合わせて、踊りの所作もゆったり。半周ほど見よう見まねで踊っただけで ずいぶん汗をかきました。江戸時代は、一晩中、踊りながら練り歩いたそうですから、こんなことではいけません。



盆踊り会場の手前に「船溜まり」があって、その後ろには高層マンションが立ち並びます。いかにも東京、といった風景です。

皆さんと別れてから、三平という居酒屋。席についてから思い出したのですが、ここ、週刊俳句の当番(運営)がこれまで唯一、顔を合わせての打ち合わせ(編集会議って言っていいのでしょうか)をやった、そのお店でした。地元の人しかいない落ち着いた、焼き鳥からシメの蕎麦までどれも美味しい、いいお店です。

 

佃島の盆踊りには、故・八田木枯さんが毎年訪れていました。盆踊りの句をなんとかモノにしようというお気持ちだったと思います。いくつも盆踊りの句を残されていますが、なかなか納得が行かなくて、それで毎年、だったのではないか、と。

つまり、執念ということです。

 

話は変わりますが、テレビでドラマをいっさい観ない私も、『あまちゃん』は楽しみに観ています。このところは、ユイちゃんの今後が気になって気になって。

アキちゃんのような子は、この世にいないでしょう。物語の中の女の子です。けれども、ユイちゃんのような子は、たくさんいると思います(ルックスは別にして)。あのユーウツや屈折を、この先、どのように回収するのか、注目しているのです。

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それでは、また、次の日曜日にお会いしましょう。


no.325/2013-7-14 profile

■小野富美子 おの・ふみこ
1944年張家口市(旧満州)生まれ。東京育ち。千葉在住。「麦」同人。

■岸本尚毅 きしもと・なおき
1961年岡山県生まれ。現在「天為」「屋根」同人。

■山田露結 やまだ・ろけつ
1967年生まれ。愛知県在住。銀化同人。共著『俳コレ』(2011・邑書林)。句集『ホームスウィートホーム』(2012・同)。共著『再読 波多野爽波』(2012・同)

■三島ゆかり みしま・ゆかり
俳人。1994年より作句。 http://misimisi2.blogspot.com/

小林鮎美 こばやし・あゆみ
1986年群馬県北部山沿い生まれ。会社員。第3回石田波郷新人賞奨励賞。

福田若之 ふくだ・わかゆき
1991年東京生まれ。開成高校在学中に俳句部に入り、句作をはじめる。現在大学生。共著『俳コレ』。

■矢野錆助 やの・さびすけ
1975年福岡県生まれ。福岡県在住。自由律俳句(随句)誌『草原』同人。

■五十嵐秀彦 いがらし・ひでひこ
1956年生れ。札幌市在住。現代俳句協会会員、「藍生」会員、「雪華」同人、迅雷句会世話人。俳句集団【itak】代表。第23回(2003年度)現代俳句評論賞。サイト「無門」

■松尾清隆 まつお・きよたか
1977年神奈川県生まれ。「松の花」同人。

■馬場古戸暢 ばば・ことのぶ
1983年生まれ。自由律俳句(随句)結社「草原」同人。

■小川春休 おがわ・しゅんきゅう
1976年、広島生まれ。現在「童子」同人、「澤」会員。句集『銀の泡』。サイト「ハルヤスミ web site

■野口 裕 のぐち・ゆたか
1952年兵庫県尼崎市生まれ。1952年兵庫県尼崎市生まれ。二人誌「五七五定型」(小池正博・野口裕)完結しました。最終号は品切れですが、第一号から第四号までは残部あります。希望の方は、yutakanoguti@mail.goo.ne.jp まで。進呈します。サイト「野口家のホーム ページ」

西原天気 さいばら・てんき
1955年生まれ。「月天」同人。句集に『人名句集チャーリーさん』(2005年・私家版)、『けむり』(2011年10月・西田書店)。ブログ「七曜堂」 twitter


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