2014-04-27

ふらここ新2回生紹介 栢原悠樹

ふらここ新2回生紹介

栢原悠樹



初めまして。関西俳句会「ふらここ」新2回生の栢原悠樹です。今回このような場をいただけるとのことでプライベートでも仲の良い「ふらここ」の新2回生の紹介をさせていただこうと思います。この人物紹介は本人から自己プロフィールと自選句2句および選句理由を用意してもらい、筆者が本人の許可を得たうえで軽く編集する形で書いていきます。
それでは男性陣から。


仲里栄樹(俳号:小鳥遊栄樹)

浦添高校OB。高校2年の夏から俳句を始め、第15回俳句甲子園全国大会に出場。現在「ふらここ」以外に沖縄俳句会「若太陽」、「里」、「群青」に所属しているほか、「-blog俳句空間戦後俳句を読む-」の連載、ネット句会「週活句会」、「象さん句会」参加、メール句会「立体交差」参加、メール句会「青春」元主催運営など幅広く俳句活動に取り組んでいる。

好きな季節は「初夏」、好きな季語は「星月夜」とのこと。趣味は俳句のほか短歌、写真、音楽と広く、特に音楽はギターやベースを弾く、LIVEに行くなど彼の1番の趣味であるらしい。そんな彼の最近のイチオシアーティストはBrian the Sun、Piano Girl、感覚ピエロとのことだが、このほかにもイチオシのアーティストがおり彼のTwitterに聞けば教えてくれるらしいので興味のある方は(Twitter@tibi_takanashi)に聞いてもらいたい。

彼の俳句は「里」、「群青」に掲載していただいているもののほかに「-blog俳句空間戦後俳句を読む-」にて10句連作連載をしているため興味のある方はぜひ読んでいただきたい。ちなみに「ふらここ」新2回生6人の中でおそらく句会参加率が1番高いと思われる。愛称は「えーきくんorえーきさん」である。

(自選句)
サンダルに流星蹴つたやうな傷
飼い猫の鼻ひくひくと夕涼し
(選句理由)
どちらも自分の代表句と言えるお気に入りの俳句であるから。


森本直樹(俳号:森直樹)

高田高校OB。高校2年の春から俳句を始める。第14回、第15回俳句甲子園全国大会に出場。第15回では高田高校Aチームのリーダーとして活躍し、敗者復活を勝ち抜いてチームは第3位となる。現在「ふらここ」以外に「鷹」俳句会に所属しているほか、ネット句会「週活句会」に参加している。

社交性が高く高校時代には俳句部の外交担当としても活躍。最近小さい子供が主人公の小説にはまっており、かつて子供のころ地元にあったいかにも廃屋といった家に「お化けが住んでいるに違いない」などといった空想で友人と盛り上がったこと、そして成長した今となってはそんな空想はもうできないことに少し寂しく思ったらしい。そのことからか子供の発想の豊かさや身体感覚に驚かされたり、子供のような自由な発想が出来たらいいなと思いながら毎日を過ごしているとのこと。

ちなみに見た目は怖いが目がとてもきれいでありそのギャップに驚く人も多数。

(自選句)
ストリートダンサーの臍春めいて
少憩に外す軍手や鳥帰る

(選考理由)
1句目は「鷹」の新人会に初めて出した句の中で一番のお気に入りであるから。
2句目は最近読んだ句の中で一番気に入っている句であるから。


栢原悠樹

高田高校OBでありこの文章の筆者。高校1年の冬に俳句を始め、第14回、第15回俳句甲子園全国大会出場。現在「ふらここ」以外の俳句会には所属していないが、メール句会「青春」に時々参加している。

俳句以外の趣味は料理と囲碁であり、料理では高校時代にカヤハラチャーハンで同級生から高評価を得た。声が高く、話すのが早いため「慣れないと聞き取れない」と言われることがかなり多い。

(自選句)
土色の軍手外して雲の峰
水桶に小さき足や夏の昼
(選考理由)
一句目は第15回俳句甲子園に出した句の一つであり、自分が初めてこれがいいと顧問の反対を押し切って出したことや過去に自分が作った句で浮かんでくる風景が一番お気に入りであり自らの代表句と言えるほど気に入っているから。二句目は夏の暑い昼下がりの風景をしっかりと切り取ることができ、俳句としてうまくできていると思っているから。ちなみにこの二句が高校時代俳句部で「昭和」と評される原因になったと思われる


さて、ここらで裏事情を一つ言わせていただくと、上の紹介のえーきさんと森本の紹介だけ本人からの草稿を一部カットしています。実のところ自分の分と安岡さん以外の女性陣はむしろ加筆しています。

続いて女性陣の紹介をどうぞ。


山下舞子

済美平成中等教育学校OG。中学1年から俳句を始め、第13回、第14回俳句甲子園全国大会に出場。現在「ふらここ」以外にネット句会「週活句会」に参加している。愛称は舞子さん。歌がうまいほか、おっとりした空気から突飛な言動など行動が読めない人物であるが、「これからもいろいろな俳句に出会っていきたい」と言うなど俳句に懸ける熱意は本物である。

(自選句)
目印は麻生さんちの山茶花よ
その中にふらここひとつ揺れている
(選考理由)
選句時点の気分で決めた。週活句会のおかげで作られた最新の俳句であるから。


安岡麻佑

済美平成中等教育学校OG。中学3年の秋から俳句を始め、第13回、第14回俳句甲子園全国大会に出場。現在「ふらここ」以外の俳句会には参加していないがメール句会「青春」にまれに現れることがある。「ふらここ」に入るきっかけは前代表の黒岩さんに「関西にくるならぜひ『ふらここ』へ!」とプレッシャーをかけられたことであるとか。

「ふらここ」に所属したこの1年間で高校俳句と大学俳句の違いをしみじみと感じたり、性格が大雑把になるなど変化があったとのこと。しかしながら、「自分の言葉で伝える」といったポリシーは変わらず強く持ち続けており、「どんなに幼稚な言葉であっても市販の安い言葉を使いたくない」という一心で俳句を作り続けている熱意を持った人物。

今年のテーマは「もっとオリジナリティを出す」とのことらしく、そのために多くの経験を重ねていくとのこと。ちなみにえーきさんよりも背が高くえーきさんをたびたび身長ネタでからかっている。

(自選句)
月光を溜めし蓄音機の音色
恋という仮説どんぐり転がりぬ
(選句理由)
一句目はクラシカルでしっとりとした情景を読みがちな私の私らしさが前面に出た句であり、俳句を始めたときから「安岡の句は難しい」と言われ続けた私の句の中では割とわかりやすく、それでありながら私の大好きな空間や雰囲気を表してくれるまさに代表句と言える作品であるから。二句目は私の斜に構えたかわいげのない性格が出た句であるが、そもそも私が今まで詠んだ恋愛句はすべて率直に愛を伝えるタイプのものではない。そんな中で2句目は恋自体を仮説と断定する思い切りの良さがあり、私らしい特徴の句であるから。ちなみにいずれの句も自分らしさが出ており気に入っているとのこと。


和氣由布子(俳号:さしはら)

済美平成中等教育学校OG。中学3年から俳句を始め、第13回、第14回俳句甲子園に出場。現在「ふらここ」以外の俳句会には参加していないが、「俳句ポスト365」に時々投句している。

高校1年でアイドルに目覚め、大学で踊りに目覚めるなど充実した生活を送っているが、それゆえに多忙でありなかなか「ふらここ」句会で会うことができない人物である。アイドルは愛媛のローカルアイドルであるひめキュンフルーツ缶とももクロを現在応援しているとのこと。ちなみに前述のとおり句会などで会うことが出来たら幸運であると筆者は思うくらいのレアキャラであるが、Twitterの出現率は結構高い。

(自選句)
春の海H He Li Be B C N O F Ne
占いは最下位ふらここ独占す
(選句理由)
一句目は高校時代に作った思い出の俳句であるから。二句目は俳号の「さしはら」としてのデビュー句であり、思い入れがある句だから。


ここでもう一つ裏事情ですが、この紹介の並び順は草稿が送られてきた順です。それがたまたま男性陣、女性陣の順になったのでその分け方を使わせてもらっています。なお筆者の草稿が3番目なのは気にしない方針でお願いします。

さて、こんな長い紹介なんて読んでいられないと思われた方に向けて個人の寸評を用意しました。「それを最初から書け」「そんなのあるんなら上の紹介文いらないんじゃ」とは言わないようにお願いいたします。なお、上の紹介文の内容には含まれてない部分や個人の感想が中心のため上の長い文章を読んだ方も楽しめるようになっています。

仲里栄樹……自他ともに認めるバイト戦士。「ふらここ」が行う句会などで背が少し低めで眼鏡をかけていて帽子をかぶった人がいたら9割方彼であると判定できる。バイトの掛け持ちによる深夜の活動や不健康な食生活などによる体調の崩れが心配されるが当人はお構いなしでバイト戦士としての役目を果たしている。ちなみに彼の家は「ふらここ」勢のたまり場の一つであり様々な人が置いていったものがある。

森本直樹……基本的にまじめな好青年だが、周りが友人のみもしくはパーティーのような場所ではテンションが高いことが結構多く、そういう人物が苦手な方は要注意である。交友範囲がかなり広いため結構いろいろな情報が入ってくるのか情報を提供してくれることがまれにある。一時、月1でえーきさん宅へ料理を作りに行っていたことがあるなど面倒見も良い。

栢原悠樹……筆者。基本的に頼まれたことを断ることが出来ないため面倒事を抱えることが多く、森本とは逆に基本的にノリが悪いため交友範囲は狭い。高校時代問題児の扱いを押し付けられる、癖の強い俳句部部員をまとめるなどの立場にあったためか癖の強い人物等への耐性は高め。

山下舞子……一言で表すならば「不思議ちゃん」。初めて行くえーきさん宅へ誰の案内もなく到着するなど驚くべき行動をすることがあり個人的には彼女の行動が完全に読めればその人物は株などで大儲け確実であると思う。LINEにおいてスタンプを使うことが多いが会話の流れとは合わないスタンプが使われていることも。

安岡麻佑……女性陣では新2回生で最も多く句会などにいるイメージがある人。「ふらここ」句会において背の高い女性がいたらおそらくは彼女です。怖いものが苦手なようであるが、それをネタにすると恐ろしいのでネタにしない方が吉。

和氣由布子……新2回生のレアキャラ枠、出会うことが出来たのならばその人は幸運である。部活、学業、バイトに力を入れておりおそらく一番大学生らしい大学生活を送っているといえる人物。ある時期から「さしはら」を名乗っているがその理由は不明である。

以上が筆者から見た6人です。結構適当と思いますが、外れてはないと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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