2014-11-16

〔今週号の表紙〕第395号 落葉 有川澄宏

〔今週号の表紙〕
第395号 落葉

有川澄宏


この秋は、10年ぶりの美しい紅葉が見られた、とあちこちで聞きます。

私の家は、自然公園と銘打つ小さな丘陵の雑木林に面しているので、10年どころか、ここへ越してきてから始めてというほどの見事な秋の景色を、居ながらにして楽しんでいます。

歩けない木々たちは、生まれた場所の環境に寄り添って、常緑広葉樹・落葉広葉樹・常緑針葉樹などと、水分をうまくコントロールできる生態をつくりあげてきました。武蔵野の二次林は、樹種のバランスが程良く保たれています。

小学生の実験によると、落葉が有るとないとでは、地中の温度が二日間で約10度も違ってくるそうです。見た目だけでなく、実際に落葉に埋もれると暖かいのですね。毎日来る野良のネコちゃんは、餌をあげるまで柿の落葉の上に寝っ転がっています。

ただ、色付きはじめた、木や草の名前を特定するのは大変ですね。何とか同定出来た夜は、気分爽快、「分かったぞ! 焼酎、焼酎」などと口走っています。

永いこと野鳥観察をしていますが、野鳥は種類が少なく(日本全国でも約600種、居住地を限れば、250〜300種も覚えればOK)覚えるのは割と簡単ですが、植物と昆虫類は数が多くなかなかマスター出来ません。

鳥見を一緒に楽しんでいる若い仲間に、「10年後にもう一度、またこんな秋がみたいな〜」と言いましたら、「大丈夫、その歳で『週刊俳句』に写真を投稿する勇気があるのだから、その気概を持ち続ければ、見られます」と返されました。

これからも暫くは、ご厄介をおかけします。



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