2016-08-07

10句作品 進藤剛至 清水

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進藤剛至  清 水

更衣さびしき腕を組みかへて

まだ顔をもたずに伸びて青芒

清水汲む零れぬやうにこぼしつつ

祭より抜けて祭の音聞こゆ

すべり込むやうに晴れたることも梅雨

炎天の裏にひんやりある宇宙

都を染めてゆくみんみんの一粒よ

ペン先の滑りやすきも夜の秋

席すこしづつ埋りゆく残暑かな

こほろぎの畳みそんずる翅に風

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