2016-09-04

特集「結社・同人誌競詠」 「澤」vs.「街」  ごあいさつ(と、いきさつ) 上田信治

特集「結社・同人誌競詠」 「澤」vs.「街」

ごあいさつ(と、いきさつ) 

上田信治



新企画「結社・同人誌競詠」第1回目、「澤」vs.「街」をお送りします。



話は、私(上田)が、ときどき、それぞれの結社の句会に参加させていただいていたところから、はじまります。

結社の句会は、会員限定であることも多いですが、小澤實さんの「澤」と、今井聖さんの「街」の句会は、ごあいさつをしてうかがえば参加を許されることが多い。

今年の4月の「澤」の句会の二次会で、小澤さんと編集長の望月とし江さんに、お酒が入っているのをいいことに、いろいろ好きなことを申し上げていました。

上田「俳壇で知られていなくても、結社の中で充実している方って、いらっしゃいますよねー。パっと目立つ人は、順番に総合誌とかで紹介されていきますけど、たまたま年齢や順番で、よその人は知らないだろうけど、っていう方、たくさんいますよ、『澤』もほら、あの方とかあの方とか。あ、そうだ、だから、結社特集って、やらせていただくといいのかも。

望月さん「先生、先生、上田さんがかくかくしかじか」

小澤さん「おお、いいね」

あ、これは、ひょんなことから、企画が決まった。

数週間後、望月さんと相談して特集の第1回を段取りしていたら、小澤さんから電話がかかってくる。

小澤さん「あれ、あんまり、おもしろくないんじゃないかなー」
上田「ええー」
小澤さん「うんうん。結社対抗とかにしたほうがいいよ」
上田「対抗ですかー、おだやかじゃないですねえ」
小澤さん「いや、ぜったいそのほうがいいって。うんうん。で、題を出して、3句づつとかがいいかな」
上田「なるほど、それも、ありですねー」

小澤さんと話しながら、そのとき、頭に浮かんでいた名前がありまして。

そう。「街」の今井聖さん。
………ぜったい乗ってくださりそう。

即座にご快諾をいただきました。

今井さん「やりましょう!」
上田「ありがとうございます」
今井さん「なんでもやりましょう!!」
上田「ありがとうございます」



というわけで、結社・同人誌作品特集の第1回は、「澤」vs.「街」と決まりました。はじめに声をかけさせていただいた関係上、1回目は「澤」先攻とさせていただきます。



「題」を出して3句ぐらいという、小澤さんのご提案だったのですが、小誌10句作品の欄は、まとまった作品発表の場でありたい→やはり7句はほしい。

そこで「題」を、いわゆる題詠の題ではなく、7句全体のタイトルにしていただきました。

これ、ちょっと俳句の「題」として、新しいでしょ?



2誌の競詠は、今号をふくめて4号、9月いっぱい続き、毎週「題」は変わります。

毎回ご登場の作者の方が、7句にこの題をどう響かせているか、ここも読みどころだと思います。

ところが、「澤」の池田瑠那さんは、たまたま、この夏オーストラリア旅行へ行かれたのだそうで、えー、なに、その引きの強さ。



小澤様、今井様、そして両誌の、望月編集長、竹内編集長、ほんとうにありがとうございます。


この特集、引き続き各誌にご協力をお願いしていきたいと考えております。

どうぞ、今後とも、お楽しみに。



1 コメント:

いけだるな さんのコメント...

上田さま、このたびはお世話になります。
豪州旅行では野生のコアラやカンガルーも見かけましたが、「有袋類より何より……、羊……、羊はイネガー!(なまはげ風)」という思いでした。ナマの羊さん達、じっくり観察して来ました。
他のお三方それぞれの「羊」、興味深く読みました。いろいろとイメージが広がるお題でしたね。