2016-11-06

【週俳9月の俳句を読む】 初俳句鑑賞文 大橋佳歩

【週俳9月の俳句を読む】
初俳句鑑賞文

大橋佳歩



お願い

私は高校1年生の夏、丁度俳句甲子園の全国大会が始まる1,2週間前に俳句の世界に飛び込んだ。俳句の世界に入ってから今まで俳句の鑑賞はしてきたが、それは言葉で言うのみであり、『鑑賞文』にしたことは無い。つまりこの文の下にある鑑賞文が初めての鑑賞文になる。至らない点等が多々ある可能性があるが温かい目で見てほしい。


嶋田恵一(澤)
浜辺に吹くトランペットや曼珠沙華

 
トランペットの音色は明るい、暗い、柔らかい、鋭い、澄んだ、濁った等々様々な音色がある。この句のトランペットはどんな音色か想像させられる。
曼殊沙華という事は、秋の海が見えると思う。秋の海は夏に比べてさみしい。トランペットの音で明るくしてほしいものだ。

望月とし江(澤)
旅の荷は文庫一冊秋の海

 
旅のスタート地点が秋の海なのか、それとも秋の海が見えるところで気が付いたのか。上五を秋の海としたことでより一層さみしさや静けさが広がってくる。

秦鈴絵(街)
漁夫の田にこつそり秋の海が入る

 
私だったら「こつそり入る秋の海」にするが、作者は「こつそり秋の海が入る」にした。ここが新米とプロの違いなのか。それとも私以外の俳人は皆作者と同じようにするのか。語順という点でまだまだ勉強が必要だと感じた。

小澤實(澤)
住宅地かつては森ぞ虫のこゑ

森だった場所を人間が破壊し住宅地にした。この句の「虫のこゑ」は虫から人間への訴えではないだろうか。人間以外の生き物が住んでいた場所を壊して私たちは生活をしていることを忘れてはいけない。

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