2017-06-04

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜 第2回 Starbuck: Moonlight Feels Right

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜
第2回 Starbuck: Moonlight Feels Right



憲武●スターバックです。スターバックスじゃないです。このグループに関しては、あまり情報ないです。

天気●初めて聞いた名前です。というか、真っ白なハンチング帽が気になって気になって、曲が頭に入ってこない。

憲武●(笑)この曲を知ったのは、浪人時代FENを聞いていて、二、三度耳にしてちょっと気になる曲だったんですが、アーティストも曲名も分からなくてそのままになってたんです。アルバムを手に入れたのは、それから19年後です。

天気●リリースは1976年、バンド結成は74年、スターバックス(1971年開業)のほうが先(いずれもウィキ情報)。

憲武●スターバックスが先だったんですね。FENで耳にしてから7年経って、高橋幸宏が「…only when I laugh」というアルバムをリリースして、moonlight feels rightをカヴァーしてたんです。そこで曲名が分かったという。当時のぼくは幸宏がアルバム出すたびに買ってましたからねえ。

天気●『音楽殺人』てアルバムは持ってました。2曲、好きな曲があった。Bijin-Kyoshi at the Swimming School と Blue Colour Worker。

憲武●その2曲は僕も好きです。このグループ、一応ロックバンドなんですが、ギターは控えめです。キーボードが前面に来てます。間奏はマリンバ。ソフトロックでしょうかね。

天気●軟式ロック。

憲武●で、それから12年経って、どうしてもオリジナルが欲しくなってしまって。渋谷だか新宿だかのHMVに行って店員に尋ねましたよ。高橋幸宏のこういうアルバムに収録されてるこういう曲のオリジナルを知りたいと。

天気●あ、ちょっと、ごめん。この真っ白なハンチング帽の下は、どうなってるんでしょうね?

憲武●浅草のアトムみたいだったら恐いですね。謎です。それはわからない。

天気●話の腰を折りました。続けてください。

憲武●その店員、少々お待ちくださいと言って、店の奥に消えたかと思うと、しばらくして出て来て、「わかりました。スターバックというグループです。しかし輸入盤しか出てないので、当店では扱ってないです」って。

天気●親切。

憲武●そんでタワレコ行って、探したら一枚あったんです。とうとう見つけたぞって感じでしたね。

天気●おお! やったじゃないですか!

憲武●なんせ19年ですから。その間何やってたんだ俺はと(笑)

天気●人生、そんなもんですよ。

憲武●これからの季節、この曲はいいかもしれませんね。オープンカーで海辺を夜のドライブして、「あの月光の差している海面のひかり。あれは印象派が描こうとしていたアトモスフェリック・ライトだよ」なんて喋りながらね。


(最終回まで、あと999夜)
(次回は西原天気の推薦曲)

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