2017-07-16

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜 第8回 カール・ダグラス「吼えろ!ドラゴン」

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜
第8回 カール・ダグラス「吼えろ!ドラゴン」



憲武●カール・ダグラスです。カーク・ダグラスではありません。邦題は「吼えろ!ドラゴン」。ここにも、中国とか日本とかなんかあっちの方的なイメージが盛り込まれてますね。

天気●キワモノ感、きわまっております。

憲武●ジャマイカ出身の歌手です。「吼えろ!ドラゴン」は1974年に世界中で1,100万枚のヒットとなりました。ま、ブルース・リーの人気がすごかったし、カンフー映画もヒットしてましたしね。僕が初めてラジオで耳にしたのは、1975年になってからだったかと。冬でした。初っ端の「ホーホホウホー」という歌い出しから、引き込まれてしまいました。

天気●この部分だけ使ったりしますね、テレビ番組のジングルとして。これに続く中華メロディも印象的で、耳によく残ります。

憲武●ちょうどディレクターが同世代なんじゃないでしょうか。当時、春日部にあった一軒のレコード屋、名曲堂で手に入れました。いつもツイードのジャケットなんか着込んでるヒゲの渋い親爺が主人で、低い声で「600円です」とか、口数少なく言うんですよ。

天気●600円時代ですか。その前は長らく400円時代だった。

憲武●500円の時代もあったような。ジャケットにブルース・リーがヌンチャク構えてる写真使ってて、カール・ダグラス本人はどんな顔してるのか分からなかったんですが、次に出た「踊れ!ドラゴン Dance the Kung-Fu」のジャケットに登場してたので、ようやく分かったという。

天気●これ(≫https://i.ytimg.com/vi/4SbD-4jPBMI/hqdefault.jpg)かな。

憲武●そうですそうです。よく覚えてます。

天気●こちらのほうがふつうのディスコ曲の音。でも、なんかに似てますね、この曲(≫
https://youtu.be/g4oJfwYwEaY

憲武●何に似てるって、ハッキリ言えないんですが、いろいろと入ってる感じあります。

天気●で、なんでしたっけ? 踊れ!じゃなくて、吼えろ!

憲武●「吼えろ!ドラゴン」は歌詞の中に here comes the big boss という一説があるんですが、ビッグボスは言わずもがなブルース・リーのことですね。邦題「ドラゴン危機一発」の英語タイトルが The Big Boss です。

天気●シリーズ第1作(1971年)ですね。ショコタンが今でも「アチョー!」というモノマネする、その源流。

憲武●怪鳥音ですね。シングル盤の「ドラゴン危機一髪」のジャケットに「怪鳥音入り!」とプリントされてました。ところで愛川欽也のエッセイ「太陽のエトランゼ」の中に、愛川欽也がマラケシュのカスバの街で、ミスタービッグボスと呼ばれていた話が出て来るんです。世界中で空手がブームになってたんですね。

天気●生島ヒロシがアメリカ留学中に空手を習っていたのもその頃ですね。

憲武●ああ、そうですか。愛川欽也は当時、現地で「さよならモロッコ」っていう映画を撮ってましたからね。

天気●ふむふむ。

憲武●おっとまたまた脱線ですね。

天気●アメリカから香港、モロッコと、今回はワールドワイドな脱線でございました。

(最終回まで、あと993夜) 
(次回は西原天気の推薦曲)

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