2017-12-10

10句作品 町暮れて 鈴木総史

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町暮れて  鈴木総史

凍鶴のこゑを旅の荷ととのはず
あをぞらは花鳥を育て神の留守
花枇杷や雨後の墓石の澄みきりぬ
石蕗の花一歩に寺の軋みけり
寒泉を鳥鳴き交はす一日かな
葱畑四五本育ちすぎてをり
帰りけり葱のあをさに眩みつつ
綿虫や町暮れてより塔暮るる
自転車に胴体のある夕焚火
天井の迫つてきたる避寒宿

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