2017-12-10

後記+プロフィール 第555号

後記 ◆ 村田 篠

万両、千両、百両の実が実家の庭にいっせいに生ったので、葉の様子や実の生り方をじっくりと観察して比べてみました。

俳句をやっていると万両と千両の違いを教えてもらう機会は多々あるのですが、目の前にあるのはどちらか一方のことが多く、その場を離れると、たいがい、どちらがどちらだったか分からなくなってしまいます。私のような忘れっぽい人間にとっては、絶好のチャンスでした。

実が下向きとか上向きとか、葉の感じもかなり違うことが分かりましたが、なにより、一枝に生る実の数が全然違うのです。万両>千両>百両です。実の数が植物の名前そのものを体現していることがよく分かりました。ちなみに、十両、一両と名付けられた植物もあり、一枝の実の数も名前通りに少なくなります。それぞれの別名を記すと、藪橘(万両)、草珊瑚(千両)、唐橘(百両)、藪柑子(十両)、蟻通(一両)なのだそうですが、万両、千両等と呼んだ方が、お正月らしさが出るような気がしますね。



それではまた、次の日曜日にお会いしましょう。


no.555/2017-12-10 profile

■鈴木総史 すずき・そうし
1996年(平成8年)生まれ。21歳。東京都狛江市在住。現在、立教大学3年生。大学入学を機に、櫂未知子・佐藤郁良に師事、以後本格的に句作を開始する。俳句同人誌「群青」同人、企画部長。「鷹」会員。俳人協会会員。

■トオイダイスケ とおい・だいすけ
1982年栃木県佐野市生まれ。東京都在住。澤俳句会所属。 URL: http://daisuketoi.com Twitter: @daisuketoi

■北村虻曳 きたむら・あぶのぶ
1940年生。俳句雑誌「豈」、「北の句会」、歌会「sora」、「京大俳句会」などに参加。「定型短詩集 雲の模型」冨岡書房(2004年)
ブログ「土塊も襤褸も空へ昇り行く」 http://blog.goo.ne.jp/abunobu

■瀬戸正洋 せと・せいよう
1954年生まれ。れもん二十歳代俳句研究会に途中参加。春燈「第三次桃青会」結成に参加。月刊俳句同人誌「里」創刊に参加。2014年『俳句と雑文 B』、2016年に『へらへらと生まれ胃薬風邪薬』を上梓。

■対中いずみ たいなか・いずみ
1956年大阪市生まれ。2000年「ゆう」入会、田中裕明に師事。2005年第20回俳句研究賞受賞。「静かな場所」代表・「椋」同人。句集『冬菫』『巣箱』。

■月野ぽぽな つきの・ぽぽな
1965年長野県生まれ。ニューヨーク市在住。「海程」同人。現代俳句協会会員。第43回海程新人賞、第11回海程会賞、第50回海程賞、第28回現代俳句新人賞、 第63回角川俳句賞受賞。月野ぽぽなフェイスブック:http://www.facebook.com/PoponaTsukino

中嶋憲武 なかじま・のりたけ
1994年、「炎環」入会とほぼ同時期に「豆の木」参加。2000年「炎環」同人。03年「炎環」退会。04年「炎環」入会。08年「炎環」同人。

■岡田由季 おかだ・ゆき
1966年生まれ。東京出身、大阪在住。「炎環」「豆の木」所属。2007年第一回週刊俳句賞受賞。句集『犬の眉』(2014年・現代俳句協会)。ブログ「続ブレンハイムスポットあるいは道草俳句日記」

■上田信治 うえだ・しんじ
1961年生れ。共著『超新撰21』(2010)『虚子に学ぶ俳句365日』(2011)共編『俳コレ』(2012)ほか。

■西原天気 さいばら・てんき
1955年生まれ。句集に『人名句集チャーリーさん』(2005年・私家版)、『けむり』(2011年10月・西田書店)。笠井亞子と『はがきハイク』を不定期刊行。ブログ「俳句的日常」 twitter

■村田 篠 むらた・しの
1958年、兵庫県生まれ。2002年、俳句を始める。現在「月天」「塵風」同人、「百句会」会員。共著『子規に学ぶ俳句365日』(2011)。「Belle Epoque」

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