2018-04-15

10句作品 空 吉川創揮

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空   吉川創揮
            
うたごゑの天の高きを組み上ぐる

冬晴に靴音届く自転かな

牡蠣啜る太陽吊りて薄き街

闇つうと蛇の鼻腔を抜けて春

蝶の脚たんぽぽの絮乱さずに

かなしみの耳の熱しよ紫木蓮

春眠やあこがれて鳥降りてくる

水菜食む遣唐使船すずしく朱

牛りんと匂ひ立ちたる桜かな

割れて窓光なりけり燕

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